工程排水のRO膜処理で220m3/日の排水回収を実現!

富士電機システムズ株式会社様

導入の背景・課題

生産量拡大に伴う排水量の増加によって、排水処理設備の処理能力が限界に近づき、早急に対策を講じる必要がありました

富士電機システムズ株式会社様は、富士電機グループの一員として半導体をはじめとする電子デバイスを製造しており、同社の「環境保護基本方針」のもと、事業活動と製品そのものの環境負荷低減に取り組まれています。近年では、(1)使用水量・排水量の削減による省資源、(2)熱源回収等による省エネルギー、(3)化学薬品使用量の削減・廃棄物削減を重点課題として、環境負荷の低減策を実施されています。

水処理ソリューションと導入の成果

RO膜処理を採用した設備を導入
1日あたり220m3の排水を回収し、大幅な節水を実現しました

クリタは、松本製作所様5-2C棟の生産工程から発生する排水の回収・再利用により、用水(井水)使用量と事業所外への排水量の削減を両立する改善策を提案しました。さまざまな工程から出てくる排水の性状を調査したうえで回収可能な排水を特定し、膜処理を中心とした回収設備を納入しました。その結果、一日当たりおよそ220m3、従来の5-2C棟からの排水量のおよそ42% が回収可能となり、節水に貢献することができました。

お客様の声

工程排水の回収・再利用をご採用いただいた感想

今回の提案内容は当社の環境改善活動の重点施策に沿ったものであり、その効果も大きく、満足しています。また、当社では生産量の拡大に伴う排水量の増加によって排水処理設備の能力が限界に近付いていたという事情もあって、排水処理設備の運転管理面での負担の軽減につながりました。排水回収・再利用によって生産量当たりの使用水量を大幅に削減できたことから、今回の提案は当社内の「生産革新優良賞」という社長表彰を受けることもできました。

今後は、調査対象を広げ、他にも回収できる排水をみつけて回収量をさらに増加してくれることを望んでいます。また、水処理装置だけでなく水処理薬品についても知見のあるクリタさんには、工場全体での化学薬品使用量の削減についてもアドバイスをいただけるよう、期待しています。

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