バイオガスの有効利用によりCO2排出量を年間1,237t削減!

広島食品工業団地協同組合様

導入の背景・課題

バイオガスは製造終了後の夕方に多く排出されるため、昼間のバイオガス不足分を補う対策を求められていました

惣菜やソースをはじめとする各種食品会社が集まる広島食品工業団地様では、各工場からの排水を1ヵ所に集め効率的に処理しています。また、嫌気性処理を採用した排水処理設備から発生するバイオガスをボイラ燃料として利用し、蒸気を各工場に送ることで環境負荷低減に努めています。排水の多くは製造設備の洗浄水であり、製造終了後の夕方に多く排出されるため、バイオガスは夜間に多く発生し、工場稼働中の昼間に少ない傾向にあります。そのため昼間のバイオガス不足分を補う対策が課題となっていました。

水処理ソリューションと導入の成果

排水とバイオガス発生量の相関を分析
運転パターンの変更によりCO2を1,237t/年削減できる見込みとなりました

プラント事業本部は開発本部とともに、排水の量や濃度とバイオガス発生量の相関を分析し、各工場の稼働状況に合わせて排水処理設備の運転パターンを変更することを提案しました。これにより昼間発生するバイオガス量が増え、ボイラ用重油使用量などが削減され、CO2を1,237t/年削減できる見込みです。

お客様の声

バイオガス発生量の増加提案をご採用いただいた感想

今回の提案により期待以上に重油使用量を削減でき満足しています。今回の提案は環境省のオフセット・クレジット(J-VER)制度を活用しており、提出書類に必要なCO2削減効果の試算など、営業担当の方はもちろん開発部門の方々にも技術面でご協力いただき、感謝しています。現在もバイオガスの発電利用を提案いただいており、今後も水処理のプロとしての提案をお願いします。

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