嫌気性処理設備を高負荷型に更新し、CO2を年間695t削減!

サントリー酒類株式会社 山崎蒸溜所様

導入の背景・課題

増産に伴い排水量が増加したため、電力使用量や汚泥発生量の増加に伴う環境負荷を低減することが求められていました

日本初のウイスキー蒸溜所であるサントリー酒類株式会社山崎蒸溜所様では、CO2と廃棄物の削減のため、排水処理の前段に汚泥発生量が少ない嫌気性処理設備を採用しており、発生したバイオガスを全量回収し、蒸気用燃料として利用しています。また、後段の好気性処理設備との組み合わせにより排水処理の安定化にも取り組まれています。近年、増産に伴う排水量増加により好気性処理設備における電力使用量と汚泥発生量が増加したため、これらの環境負荷を削減することが課題となっていました。

水処理ソリューションと導入の成果

高負荷処理を可能とした嫌気性処理設備を導入
CO2排出量を年間695t削減し、汚泥発生量の半減も実現しました

プラント事業本部は、既設の嫌気性処理設備を微生物の高密度化によって高負荷処理を可能とした新たな設備に更新することを提案しました。これにより好気性処理設備での電力使用量等が減りCO2を695t/年削減するとともに、汚泥発生量を半減しました。

お客様の声

嫌気処理設備の導入提案をご採用いただいた感想

今回新たに導入した嫌気性処理設備では、適正な運転管理を徹底したこともあって、水質汚濁物質の除去率が目標としていた90%を上回る96%となるなど、老朽化により処理能力が落ちていた旧設備より大幅に改善しました。運転開始後はトラブルも発生しておらず安定運転ができています。クリタさんには排水の負荷変動と処理水質の要因解析でも協力いただき感謝しています。今後も継続して環境負荷低減や安定運転につながる改善提案を期待しています。

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