高分子凝集剤などを採用し、化学薬品量を252t・廃棄物量を107t削減!

株式会社トッパンエレクトロニクスプロダクツ 三重工場(亀山)様

導入の背景・課題

三重工場では工場排水の回収・再利用設備において、排水処理の安定化と化学薬品使用量の削減が課題となっていました

永年培った「印刷テクノロジー」をベースに多彩な事業を展開する凸版印刷株式会社様は、「トッパングループ地球環境宣言」に基づきグループ全体で環境保全活動を推進されています。同社におけるエレクトロニクス製品の製造を受け持つ株式会社トッパンエレクトロニクスプロダクツ三重工場(亀山)様は、工場排水の回収・再利用設備において、負荷変動に対応した排水処理の安定化と、使用する化学薬品量の削減が課題となっていました。

水処理ソリューションと導入の成果

凝集助剤の最適化や、薬品注入点・運転管理方法の改善により、排水処理を安定化
薬品量を約252t/年削減し、化学薬品に由来する廃棄物も107t/年削減しました

栗田工業ケミカル事業本部は、同工場で設備管理を担当されている株式会社トッパンテクノ様と協働して、化学薬品の見直しも含めた管理方法の改善を実施しました。具体的には、微生物由来の汚濁物質に特異的な効果があり、かつ排水回収用RO膜設備に影響を及ぼさない高分子凝集剤の適用や、無機凝集剤注入点の変更、運転管理方法の改善を提案しました。これらの提案をご採用いただいた結果、お客さまは無機凝集剤をはじめとする化学薬品量を252t/年削減されるとともに、化学薬品に由来する廃棄物を107t/年削減されました。

お客様の声

化学薬品使用量の削減提案をご採用いただいた感想

提案により化学薬品量が大幅に低減しました。排水処理が安定化したことで運転管理面でのリスクが軽減され、化学薬品に由来する廃棄物の減少に伴い脱水機の年間運転時間が短縮されるという効果もあり、良い提案であったと評価しています。

今回の提案は排水処理設備全体から見ると一部を対象としたものですので、今後もより大きな効果がある提案を期待します。

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