最適な排水処理装置を選定し、廃棄物量を95%削減!
株式会社鯖江村田製作所様
ボイラ・スチーム 廃棄物・資源化設備導入の背景・課題
「生産品目の変更と生産量増加に伴う濃厚排水の削減」が課題となっていました
エレクトロニクス製品を製造する株式会社鯖江村田製作所様は、村田製作所グループの一員として、同グループの環境中期目標達成に向けて環境負荷低減に取り組まれています。同社では、生産品目の変更と生産量の増加に伴い、生産設備の一部から既設の排水処理設備では処理できない濃厚排水が発生し、その全量を廃棄物として処理していたため、濃厚排水の削減が喫緊の課題となっていました。
水処理ソリューションと導入の成果
「減圧濃縮装置」により、廃棄物量を95%削減しました
クリタ明希は、濃厚排水を減圧濃縮装置によって減量することを提案しました。本装置は減圧することによって排水の沸点を下げ、水分を蒸発させることで減量するものです。蒸発させるために加温用のエネルギーが必要となりますが、本装置では蒸気の熱をヒートポンプで回収し、加温に利用しています。本提案をご採用いただいた結果、お客様は廃棄物となっていた濃厚排水の量を95%削減することが可能となりました。

お客様の声

本提案により、廃棄物量を抑制しながら増産する目途がつきました。また、本提案は当社の環境委員会に報告しており、経営層からも高い評価をもらっています。環境負荷低減は永遠の課題ですので、今後も協力をお願いします。